ほんと誰得だとは思いますが、最近ちょっと気になっている問題があるので、それについてかなり手前の段階からじっくり考えてみました。
長くなるかもしれませんが、ご興味ある方はお付き合いください。
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もし自分が、マジック・ザ・ギャザリングというゲームの企画・開発・経営をするとしたら、次のようなミッションステートメントを立てます。
儲かればいいや、というだけの考えは断固退けて、社会的な意義に直結する高い目標を持ちます(それによって逆に、ビジネスとしても成功すると思う)。
さらに、それを達成するに至る小目標として、次のようなサブ・ミッションを立てます。
本当はもっともっとあるんですが、脱線しすぎるのでまずはここまでにします。
で、今回のきっかけになった『「不毛の大地」が7,000円するってどうよ?』という問いに関係するのが、2番のサブ・ミッションです。
しかしこれは、実に難しい問題ですよね。
その難しさについて、以前に書いた「それでもプレインズウォーカーは悪くない http://sasakill.diarynote.jp/201106201739184427/ 」という記事をちょっと引用します。
以前の記事では、プレインズウォーカーというルールの採用が、スタンダードと、オールドエキスパンション(例:レガシー)を利用したフォーマットのプレーヤーをバランスよく増やすことに貢献している、ということを書きました。
そこで今回はもっと掘り下げて、レガシーがもっと盛り上がるにはどうしたらいいか、という思考実験をしようと思います。そこでポイントになるのが、タイトルにもある通り「デュアルランド」と「不毛の大地」です。
前置きが長くてすみません。
(明日以降につづく)
最近ちょっと気になっている問題:
「不毛の大地」が7,000円するってどうよ?
かなり手前の段階:
マジック・ザ・ギャザリングの理想ってなに?
長くなるかもしれませんが、ご興味ある方はお付き合いください。
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もし自分が、マジック・ザ・ギャザリングというゲームの企画・開発・経営をするとしたら、次のようなミッションステートメントを立てます。
M:tGというゲームを通して、人と人のコミュニケーションを促進し、豊かな社会づくりに貢献する。そのために、M:tGを長期的なビジネスとして成長させ、さらには文化として根付かせる。
儲かればいいや、というだけの考えは断固退けて、社会的な意義に直結する高い目標を持ちます(それによって逆に、ビジネスとしても成功すると思う)。
さらに、それを達成するに至る小目標として、次のようなサブ・ミッションを立てます。
1) 限定戦と構築戦と統率者戦のプレーヤーをバランスよく増やす。特に直近では、統率者戦のプレーヤーの獲得に力を入れる。
2) 構築戦の中でも、スタンダードと、オールドエキスパンション(例:レガシー)を利用したフォーマットのプレーヤーをバランスよく増やす。特に直近では、後者に力を入れる。
3) リアルマジックとMOをプレーヤーをバランスよく増やす。特に直近では、MOのプレーヤー獲得に力を入れる。
4) etc...
本当はもっともっとあるんですが、脱線しすぎるのでまずはここまでにします。
で、今回のきっかけになった『「不毛の大地」が7,000円するってどうよ?』という問いに関係するのが、2番のサブ・ミッションです。
2) 構築戦の中でも、スタンダードと、オールドエキスパンション(例:レガシー)を利用したフォーマットのプレーヤーをバランスよく増やす。特に直近では、後者に力を入れる。
しかしこれは、実に難しい問題ですよね。
その難しさについて、以前に書いた「それでもプレインズウォーカーは悪くない http://sasakill.diarynote.jp/201106201739184427/ 」という記事をちょっと引用します。
トレーディングカードゲームを息の長いビジネスにし、カルチャーにまで育てようとする場合、以下ふたつの条件の達成が不可欠です。
1)新しいカードは、常に強くて魅力的
2)古いカードも、常に強くて魅力的
1 の条件だけを達成するのは簡単。でもその代わり、古いカードはどんどん紙くずになります。そうすると、古いプレーヤーが過去のカード資産を生かせなくなることで消費者は市場に戻ってきづらくなるし、現役プレーヤーたちも「この新しいカードもすぐ紙くずになるんじゃないか?」という疑念を持ち始め、結果として市場には誰も残らなくなり、ゲームが衰退してしまいます。
以前の記事では、プレインズウォーカーというルールの採用が、スタンダードと、オールドエキスパンション(例:レガシー)を利用したフォーマットのプレーヤーをバランスよく増やすことに貢献している、ということを書きました。
そこで今回はもっと掘り下げて、レガシーがもっと盛り上がるにはどうしたらいいか、という思考実験をしようと思います。そこでポイントになるのが、タイトルにもある通り「デュアルランド」と「不毛の大地」です。
前置きが長くてすみません。
(明日以降につづく)
コメント
レガシーを始めたはいいもののディアランに手を出せず、フェッチ→ショックランドで17点スタート、その3点で負ける。こんなのが何度かあったので、どうにかならないか、と思っていたのです。
続き、楽しみにしてます
上記のコメント者と同じ様に3点ダメージからスタートがどうにかならないかと・・・
昔のデュアランが再録して欲しいと何度も願ったりしました。
でも、右を見ても左を見ても、デュアルランドばかり。
どのデッキにも、タッチでタルモゴイフとりあえず入れておきました。フェッチ→デュアルで楽勝で出せるし♪みたいな…。
デュアルと相性が良すぎるフェッチランドのせいで、1試合に何度も何度もシャッフルされて、戦ってる時間よりシャッフルのほうが時間長い!なんて試合も。
それもこれも、日本で流行る以前のバージョンにしか入ってない、デュアルランドなんて代物が最強すぎるからだー!最強は基本地形にしろー!
誰が得するんだと思いながら書きましたが、意外に反響があって驚いてます。
続きはあとで書きますが、それについても感想いただけるとうれしいです。
リンクさせていただきました。
不毛の大地が一昨年は1500円前後だったのに、いつの間にか7000円なんて値段になってるのを店頭でみてびっくりしました。ここ最近で不毛の大地やデュアランに限らずレガシーの主だったカードがのきなみ馬鹿らしい値段になってます
個人的意見ですがそういうのを見る度に、古くて高価なカードを再録して手に入れやすくしている遊戯王は商売上手だな~って思います…低年齢のプレイヤーも多いからだとは思うんですけどね
リンクさせていただきました
>個人的意見ですがそういうのを見る度に、古くて高価なカードを再録して手に入れやすくしている遊戯王は商売上手だな~って思います…
そのあたりはウィザーズも意識してますね。最近はトーナメントでよく使われる強力カードをデュエルデックとかで再録するケースも増えてきました。
もっと日本でも流通量増やして欲しいですがw
あとは根幹となる土地なんですよね・・・デュアランはさすがに厳しいでしょうが
不毛やFowあたりをなんとか…